はじめに
僕がカメラを始めて買ったのが2014年、最初はSONYのAPS-C機、α6000でした
その後、Panasonic のG7を挟んで、SONYの、α7RII、α7III でフルサイズ機デビューをしました
そして、現在はSONYのAPS-C機、α6600を使っています
フルサイズからAPS-Cに乗り換えた形となりますが、僕はとても満足しています
当初は「いつかはフルサイズ」とフルサイズの憧れからα7シリーズにを購入した僕でしたが
なぜ、APS-C機に戻ってきたのかを書いていきたいと思います
カメラに興味があり、子供をメインに撮影する方に向けて
なぜ僕がフルサイズよりAPS-Cを選んだのか参考になればうれしく思います
- 子どもを撮影するカメラを何にしようか悩んでいる
- カメラをAPS-Cからフルサイズに乗り換えようと考えている
フルサイズからAPS-Cに乗り換えた理由
ボディはコンパクトでもレンズが重い
僕が最初に購入したαシリーズはフルサイズでありながら軽量コンパクトを売りにしています
実際に、SONYのフルサイズとAPS-Cのボディを比較してみると
【フルサイズ】α7III:650g
【APS-C】α6600:503g
と、さすがにAPS-Cの方が軽いですが、そこまでの差はありません
しかし、そこにレンズを加えると一気にフルサイズのカメラは重くなります
例えば、定番のいわゆる大三元レンズをフルサイズとAPS-Cで比較してみます
【フルサイズ】SEL2470GM:886g
【APS-C】SEL1655G:494g
ボディとレンズの合計は下のようになります
【フルサイズ】 α7III + SEL2470GM:1,536g
【APS-C】α6600 + SEL1655G: 997g
その差は539g!
ペットボトル1本分も重くなってしまいます
さらに複数本レンズを持ち歩くとなるとさらに重くなります
子どもとお出かけするときにはカメラだけでなく、おむつや、着替えなど荷物が多くなりますよね
軽いAPS-Cカメラはそれだけでメリットです
レンズの値段が高い!
2つ目の理由はレンズの値段です
先ほどご紹介した大三元レンズを例にします
現在のそれぞれのAMAZONでの販売価格は
【フルサイズ】SEL2470GM :¥240,900
【APS-C】SEL1655G :¥125,109
SONYの最高級レンズのGMレンズとGレンズの違いはありますが
それでもその値段の差はほぼ2倍!
予算に余裕がない僕にとっては
(比較的)お財布に優しいAPS-C機はとても魅力的でした
子どもが大きくなるにつれて望遠レンズを使いたくなってきた
子どもが幼稚園に上がると、発表会や運動会など遠くから写真や動画を撮る機会が多くなりました
SONYのAPS-CにはSEL70350Gというレンズがあります
焦点距離は70㎜~350㎜、フルサイズ換算で105mm~525㎜です
現状フルサイズ同じような焦点距離のレンズはSEL100400GMで
焦点距離は100mm~400mmです
こちらのレンズを比較すると
重さは2倍以上、値段は3倍になります
特に望遠レンズを使いたい方にとって
APS-機とフルサイズはレンズを含めた大きさが全然違います
なるべく軽く、安く望遠レンズを使いたい方にはAPS-C機はとてもおすすめだと思います
そもそもそんなに高画質が必要?APS-Cの画質も十分綺麗
フルサイズとAPS-Cを比較したメリットは何でしょうか
それはセンサーサイズが大きいことによる高画質と高感度耐性だと思います
α7RIIやα7IIIをずっと使ってきて、そのシステムの重さと値段、
高画質と高感度耐性を天秤にかけたときに、
「そもそも自分の使い方にはオーバースペックではないか?」
と思うようになりました
僕のカメラの使い方は
- 週末に子供とちょっとした公園
- 遊園地や旅行などのお出かけ
- カフェやレストランで料理
と、
作品を作るわけではなく特にSNSにアップもしていません
後で家族で振り返って楽しむだけです
そのような使い方にとってはAPS-C機は十分に綺麗です
明るい単焦点レンズを使えば背景ボケを活かした写真を撮ることもできますし、
暗い室内でも綺麗な写真を撮ることができます
SONYのAPS-Cには純正以外にもサードパーティーの明るい単焦点がお手頃価格で充実しています
最初は憧れからフルサイズを使っていたのですが
徐々に、自分の身の丈に合ったカメラのほうが幸せなのでは?という意識が強くなりました
フルサイズからAPS-Cに乗り換えて後悔したこと
とフルサイズからAPS-Cに乗り換えたメリットについて書いてきましたが
それでも後悔していることはあります
SONYがAPS-C機に力を入れていない
APS-C機、特にSONYのAPS-C機の最大のデメリットは
SONYがフルサイズに注力していて、APS-C機に力を入れていない
という点です
最近発売されるレンズもフルサイズ向けのものが多く
レンズのラインナップはフルサイズが圧倒的です
それでもTAMRONなどのサードパーティーがAPS-C機向けのズームレンズを出してくれていますし
評判もすごくいいです
特にTAMRONの17‐70mmのレンズは僕も所有していて大好きなレンズです
FUJIFILMが羨ましい…
メーカーがAPS-C機に注力しているという点では
FUJIFILMがうらやましく思う時があります
FUJIFILMは主力機がAPS-C機ですしレンズも充実しています
最近はサードパーティーのレンズも出始めており今後も盛り上がっていきそうな気がしています
僕は写真も動画も撮るので
X-S10辺りが気になっています
最後に
いかがでしょうか
今回の記事では僕がフルサイズからAPS-C機に移行した理由と
APS-Cのメリットを書いてきました
APS-Cのメリットはその軽さと安さです
デメリットは画質と高感度耐性でしょうか
デメリットといってもAPS-Cの画質は十分すぎるほどで
壁いっぱいに作品を飾るみたいな特殊な用途でもしない限り全然問題ないと思っています
カメラを選ぶ際には
自分がカメラをどう使いたいかを考えて
自分に合ったカメラを選んでほしいと思います
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