はじめに
社内SEと聞いてどんな印象を持っているでしょうか
僕は7年間、大手SIerで働いていました
その時の僕の印象は、まったり働けそうでした
SIerで働いていた時は慢性的な残業やトラブルが発生して深夜にタクシーで出勤したり
休日にもシステムを監視するため出勤したりして、まったりとは程遠い環境にいました
そんな状況が嫌で、7年間務めたSIerを辞め、
メーカーの社内SEに転職しました
今回は僕が社内SEに転職してよかったことを4つご紹介したいと思います
逆に、社内SEに転職して後悔したことは別記事をご覧ください

社内SEのメリット
残業が少ない!
まず何といっても、僕が転職していちばん驚いたのは残業がめちゃくちゃ少ないということです
少ないというか、残業は基本なしが当たり前
残業するのはよっぽど何かあった場合で、残業には申請が必要でした
家に帰ってもまだ外が明るいということに衝撃を受けたのを覚えています
前職のように残業して当たり前、周りが残業しているからなんか帰りずらい
というようなことはまったくありませんでした
毎日、同じ時間に来て、同じ時間に帰ることができるという生活リズムが
こんなに自分の精神を安定させるんだということに初めて気づきました
深夜勤務・休日出勤がない
社内システムは社外ベンダーさんが維持しているため
トラブル対応や機能追加による切り替え作業に立ち会うことはありません
そのため深夜に突然電話がかかってくる恐怖や
世間が休日の中、電車に乗って通勤するつらさとは無縁の生活です
上にも書きましたが
自分の生活リズムが乱されず、仕事とプライベートのオンとオフがはっきりしているのは
そうでない場合にくらべて心の疲労度が段違いです
ユーザーとの距離が近い
次は仕事の内容についてです
SIer時代は、自分が作ったシステムをユーザーが実際に使っているのを見ることはありませんでした
システムを作っても感謝されることはなく、トラブルが起こると文句だけは言われる
ずっとそういうものだと思っていました
ですが社内SEに転職して
ユーザーさんとの距離がぐっと近くなりました
僕は社内で使うEUCの開発も行っていたのですが
EUCを使うユーザーさんと話をしながら仕様を決めて
EUCを使うところを隣で見ていました
人から直接感謝されることがこんなにモチベーションが上がるなんて知りませんでした
正直、転職する前は感謝されてもなぁと思っていたのですが、
実際に面と向かって「ありがとう」と言ってもらえると次頑張ろうという気持ちになります
今ままで気付かなかった当たり前に気づけたのも転職してよかったことの一つです
自分からシステム提案ができる
社内SEとして入社して初めての仕事は
現状の社内システムを見て将来のあるべきシステムについて考える事でした
SIerで働いていた時は、システムはすでにありメインの仕事は既存システムの改善でした
新しいシステムについて考えるのはユーザーの仕事でした
社内SEではこれまでユーザーがおこなっていたシステム構想を考える事ができます
自分でどんなシステムがよいか考え、同業他社の動向調べ、ベンダーさんを決め、
実際にシステムを形にしていくのはこれまでにない経験です
社内SEの仕事には1からシステムを作り上げていく楽しさがあります
もちろんこれまでとは違う責任も生まれますが
受動的ではなく能動的に働いている実感はモチベーションアップにつながると思います
最後に
以上4つのメリットをご紹介しましたが、いかがだったでしょうか
社内SEとSIerは同じSEでも仕事内容がまったく違います
もちろんすべての人が社内SEがよいかというとそういうわけではありません
社内SEが向いている人、SIerが向いている人、どちらもいると思います
どちらが自分に向いているのかを考えることが大事だと思います
その際は、僕が社内SEに転職して後悔したことの記事を読んでいただけると嬉しく思います

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